タムタムと、めぐるトワル
タムタムと、めぐるトワル
2018年1月25日
「タムタムと、めぐるトワル」
トワル制作と暮らし/多夢多夢舎中山工房
写真/中村紋子
A5 /オールカラー/108P ¥2500
websop: https://nagisabooks.official.ec/items/9681957
毎日、自由に過ごす
つくることで、出会う。
「タムタムとめぐるトワル」は2015年に始まったプロジェクトです。
「トワル」とはデザインサンプルの服。
洋服をつくるときにはこのトワルをつくってから実際の服づくりをしています。しかし役割が終わったら捨てられてしまう皆がふだん見ることのない服でもあります。
このトワルを使って仙台市にある障がい者福祉施設「多夢多夢舎中山工房」のメンバー18人と、写真家・美術家の中村紋子、トワル再利用プロジェクトの松田真吾が協同ではじめた新しい服づくりのプロジェクトです。
多夢多夢舎のメンバーは、本格的なトワルをキャンバス代わりにして、描くこと、つくることに没頭しました。
塗ったり、貼ったり、縫ったり、とっても自由な服づくり。お裁縫はできなくても大丈夫。2016年には描いた服の展示や一緒に服をつくるワークショップをするために、いろんなところへ行くキャラバンもはじまりました。
トワルを使ってたくさんの人に出会い、話し、遊ぶと、いろいろなことがフラットになります。
本書はそこで生まれた作品と活動の記録であり、二年にわたるWSに参加してくださった一般の方の作品も入ったポコラートやソーシャルアートのひとつのかたちの記録です。